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UAVナビゲーション、VECTOR-600オートパイロットのオペレーションエンベロープを決定

UAVナビゲーションは、SORA(Specific Operations Risk Assessment)手法に基づき、VECTOR-600オートパイロットのオペレーショナル・エンベロープを独自に定義しました。オペレーショナル・エンベロープとは、システムに含まれる全てのリスク軽減を考慮した上で、航空機が安全に飛行できるオペレーショナル・リスク・プロファイルを定義するものです。

SORA手法は、あらゆるクラス、サイズ、タイプの無人航空システム(UAS)の運用に関わる安全リスクを評価します。通常、この分析のインプットとして運用コンセプト(ConOps)が使用されます。アウトプットは、特定の運用のための特定保証および完全性レベル(SAIL)という形をとり、運用上の安全目標に対して実証されなければならない堅牢性のレベルを示しています。

今回の研究では、システムの運転範囲を特定することを目的としているため、ConOpsからSAILの出力まで従来のSORA解析を行うのではなく、逆の手順で解析を行った。

EUROCAE ED-280は、低・中レベルの堅牢性を持つ特定のカテゴリーにおけるUASの安全性と解析に関するガイドラインで、オペレーターに対して、ConOps、機能、システム、実装を含むUASアーキテクチャ全体、故障条件の特定と分類、安全目的が達成されているかの検証、FMEA的手法とFault Tree Analysis(FTA)による完全故障確率解析などの、異なるミッションとプラットフォームのポイントを詳細に定義するよう勧告しています。

UAVナビゲーションは、VECTOR-600オートパイロットとその搭載センサー群であるPOLAR-300について、第三者かつ独立企業が実施したFMECAおよびFTA分析を準備しました。その結果、VECTOR-600の運用範囲内では、いかなる故障も、その確率がいかに低くても、航空機の損失などの致命的な結果に至る可能性は極めて低いと結論づけられました。この結論は、本システムがVLOS/BVLOS運用に完全に適していることを示しています(該当する場合は適切な制限を含む)。このシステムは、プロフェッショナルなUASが通常行う幅広いミッションにおいて、その堅牢性と安全な運用への適合性が証明されています。

分析結果は、ご興味のあるお客様には、ご要望に応じて提供させていただきます。詳細については、UAVナビゲーションにお問い合わせください。

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