AT&T、キャリアとして初めてジオロケーションを利用した9-1-1コールのルーティングを実現
米国の携帯電話会社AT&Tは、ワイヤレス9-1-1コールを適切なコールセンターに自動的に転送するための位置情報ルーティングを展開しています。
従来、ワイヤレス9-1-1コールは、最大半径10マイルをカバーすることができるセルタワーの位置に基づいてルーティングされていました。このため、特に州、郡、市の境界が重なっている場所で通話が行われた場合、緊急対応に遅れが生じることがあります。
ロケーションベースルーティングでは、デバイスの位置から50メートル以内であれば、デバイスの位置を特定し、ルーティングすることが可能です。AT&Tは、Intradoの新しい「Locate Before Route」機能により、デバイスのGNSSとハイブリッド情報を使って無線9-1-1コールの発信元を迅速かつ正確に特定し、正しい9-1-1コールセンターへコールをルーティングすることができるようになりました。
2022.5.20
