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中国、レーザーでGNSSのタイミングを改善する研究を実施

中国の科学者が、衛星測位を改善し、時間の単位として秒を再定義する実験に成功したと、サウスチャイナ・モーニングポストが報じています。

この実験は、中国西部の新疆ウイグル自治区の首都ウルムチで行われました。113km離れた実験室に2台の端末を設置し、各端末にはレーザー、望遠鏡、光の正確な周波数を測定する光周波数コム2個が装備されており、端末の間でレーザーパルスを送信することにより、研究者は時間を確認することができました。

研究チームは、中国科学技術大学(USTC)の量子物理学者、Jian-Wei Pan氏が率いています。

長距離に信号を送ることで、光時計の世界的なネットワークが実現し、衛星航法サービスの精度向上に貢献しています。

また、中国は天宮宇宙ステーションに3つの原子時計を送り、非常に精度の高い宇宙での計時システムを確立しようとしています。これらの原子時計は、数十億年に1秒しかずれない10-19の安定性で時間を測定することができ、水素メーザーの数千倍の精度が期待されます。

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