コリンズ・エアロスペース社、欧州で地上車両向けMコード対応システムを発表
コリンズ・エアロスペース社は、ミリタリーコード(Mコード)受信技術に対応した国際市場向け車両用ナビゲーションシステム「NavHub-200M」を発表しました。NavHub-200Mは、国際武器取引規制(ITAR)の規制対象外です。
同社は、6月13日から17日までパルシスで開催されるEursatory 2022で、NavHub-200Mのメッセージフォーマットと信号変調技術は、接続された戦場において地上車両がより速く、より正確な性能を確保するものであると発表しました。NavHub-200Mは、ジャミングやスプーフィングといったGPSに対する既存および新たな脅威に対する全体的な耐性を改善しながら、確実な位置・ナビゲーション・タイミング(APNT)能力を提供します。
「GPSベースのSAASM(Selective Availability Anti-Spoofing Module)レシーバーが廃止される中、M-Codeレシーバー技術をできるだけ早く世界中の地上軍に提供し、動きの速い敵地での受信信号が正確で行動可能であることを信頼させることが重要です」と、コリンズ航空通信・ナビゲーション・誘導ソリューション担当副社長兼ゼネラルマネージャー、ライアン・バンジ氏は述べています。
NavHub-200Mはジャミングや妨害電波に対する耐性が向上し、不正アクセスや不正利用を防ぐ高度なセキュリティ機能と、ヨーロッパのGalileoコンステレーションのようなGNSSアップグレードパスに必要なオープンインターフェース規格とセンサーフュージョン機能、そして慣性測定ユニット(IMU)やオドメーターなどの主要な車両センサーとのインターフェース機能も備えています。
同社は、地上プラットフォーム向けAPNTソリューションのリーダーであり、世界中の軍備部隊に10,000以上のナビゲーションシステムを納入しています。
ユーロサトリの参加者は、コリンズ・エアロスペースのブース(ブース番号C523)で詳細を確認することができます。